2016年 秋

ことらのちょっとした事件


2013年11月20日 3年ぶりに顔を見せたことらです。

11月頃だと思いますが、
朝、ことらの部屋を掃除してたら
お店でチャイムが、鳴ったので、
慌てて、ゲージの扉を開けたまま
私は、お店に出てしまいました。

ことらは、いつもは、
出たがらないんですが、
扉が開いているので、
出たんでしょうね。
出て、その部屋にある、
とらちゃん達の餌を
食べてたみたいです。

そこに店長さんが、
外から入って来たもんだから、
びっくりして、ことらは
外に出て行ってしまいました。


とらちゃんも、
びっくりしたみたいで
ことらを追っかけて行きました。

私もびっくりしましたが
まず、思ったのは、ことらが、
ちゃんと歩けて走ってたのに
ほっとしました。

事故をしてから(5月)
半年ずっと、ゲージ暮らしでしたので。
骨が良くなったら、
出してあげるつもりでしたが、
3ヶ月後の検査では、
レントゲンを見る限りでは、
直ってませんでしたね。

だから、このまま、ことらが
外で、自由に生きたいのなら
それもしょうがない事かなと
思いました。が・・・
寂しい気持ちの方が
,湧いて来ました。

ことらは、何処かに
行ってしまうのではなく、
お店の周りで
何かに脅えてるよに
走ってました。

そのまま、外の世界に
離すのは、すごく心配で
捕まえようとしたのですが、
興奮してるのか、
逃げてしまい、捕まりません。

追えば逃げてしまいますので、
お店の中で、戸を開けて
待ってました。
帰って来てくれるのを、
期待して・・・

暫くして、隣りのアパートの
駐車場の車の、下で、
ニャーニャーと訴える様な
鳴き声が聞こえて来たのです。

あれ、
「いつか聞いた事のある
泣き声だ。」
と思いました。

そう、事故に遭った時
道路の向かいから、
こちらを向かって、
訴えるように、鳴いてた
ことらの鳴き声です。
あー、呼んでると思いました。

餌のお皿を持って
お店の裏から、
「ことら、おいで、おいで。」と
暫く、呼んでいたら、
来ました!来ました!
ことらが。

だんだん近づいて来て、
私の手の中に、抱っこされました。
抵抗もせずに、安心したように
体を預けてきました。
ことらを、抱っこしたのは、
これが始めてです。

ゲージに入れたら、
ほっとしたのか、
後ろ足を、ピンと伸ばして
毛づくろいしてました。

ことらは、初めて子猫の時に
とらが連れて来ました。
でも、無理に捕まえたので、
私の手を、思い切り噛んで
逃げてしまいました。

それから3年たった秋に、
ひょこっと現れました。
野良猫を、
避妊手術をしたと言う印の
耳を少し切られて。

ことらが、野良の時の
辛い思いは、
もう、させたくないです。

今回の事で
ことらの、気持ちが分かりました。


2015年2月14日 

ことらが、ここにいる事が
一番落ち着いて、幸せなら
ずっと、ここに居ればいいよ。



2016年12月17日 ことらのお家で、とらが熟睡です。