とらちゃん、おばちゃんの部屋
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2人がお店の子になった経緯
まず、2010年の暮れに、黒白の女の子こと、
おばちゃんがお店に顔を出すようになりました。
おばちゃんの名前の由来は、お腹が大きく垂れ下がり、中年のおばちゃんに
見えたので、そう付けました。
背中は、毛が薄く、鼻はぐちゅぐちゅ、その鼻をぬぐう手は、茶色になってました。
どう見ても、綺麗な猫では、ありませんでした。後でわかったのですが、
おばちゃんは耳が悪くあまり聞こえていません。それに鼻のアレルギー
坐骨神経痛も持ってました。
でも、近づいてもすぐには逃げなかったので、餌をあげてみました。
食べてくれましたが、触らしてはくれません。でもいつも近くにはいました。
とらちゃん(そのまま虎柄で男の子)はそれから暫くして、お店に来るようになりました。
この子の方が、慣れて寄り添って来るようになりました。
唯、この二人、仲が悪くはないのですが、良くもなく、特におばちゃんが
とらちゃんを避けてます。なので、いつも餌と水は別々にあげてました。
2011年の始め、寒いので、入り口の横にダンボールで家を作ってあげました。
おばちゃんはまだそこまで来れなかったので、奥の建物の前にダンボールの家を
作ってあげました。寒いので2人ともずっとそこに入ってましたが、
ある日、とらちゃんが出てる間に、とらの家におばちゃんが入ってしまい、とらが入る家がなくなり
しょうが無いのでもう一つ作り、入口に両脇に並べて置くようになりました。
とらちゃんは大きいので、おばちゃんの元の家では、ちょっと小さいので、3つ目のねこ家制作になりました。
2011年の暮れ、いつもとらちゃんが先ですが、お店の中にずっといるようになり、
この頃から、野良猫だと言う事で、虐められない様に、首輪をつけてやり、やっと家に子になりました。
家の子になる前までは、おばちゃんは必ずお店の前の国道を、1日2回往復しており、
耳が悪いし、ひやひやしてましたが、ちゃんと車が通らなくなってから渡ってました。
今は、お店の駐車場以外は、絶対に外には行きません。ずっとお店の中で暮らしております。
とらちゃんは、男の子なので、今も外にはいきますが、殆どお店の近くにいますね。
前に一度、歩けないくらいふらふらで帰って来た事があり、病院に連れて行ったのですが、
外傷なし、レントゲンの異常も見つからず、病名はわからず、
そのまま、お店で3日間、飲まず、食わずでずっと箱の中で寝て
完治まで1週間から10日位掛かりましたが、治癒力でしょうか、自分で直しました。
医学では解明できない、何か、生命力の神秘を感じましたね。
動物を見下す人もおりますが、
この子達から教わる事、助けられる事、沢山あると思うんですが・・・
私は、この子達がいる事で、毎日癒されています。
縁あってここに来たお二人さん、年齢不詳ですが、
これからもずっと長生きして下さいね。