ことらの怪我の経緯

       

4月21日(木)大雨

 朝、お店に行くと勝手口の横にあるダンボールで出来たネコハウスに
 いつもいることらがいませんでした。
 雨も降ってるし、その時は何処かで雨宿りしてるのかなと
 思いましたが、いつもいるのにいない事で少し心配になりました。

 昼になっても、夜になってもネコハウスにことらはいません。
 お店の周り、前の道路を探しましたがいません。

 嫌な予感はしましたが、悪い方には考えないようにしました。

4月22日(金)晴れ

 朝、お店に来て一番にネコハウスを見ましたが、ことらはいません。
 10時頃、お店の花の手入れをしていたら、道路向かいの樅の木(元喫茶店)
 の横でこちらを向いて一生懸命に「ニャー、ニャー!」と鳴いてることらがいました。
 あっ、ことらだと喜んだのもつかの間で動かない、おかしいぞと思いつつ、急いで
 道路を渡って行くと、足がおかしい動気が悪いことらがおりました。
 これは早く病院に連れて行かなくてはと、お店に帰り、ネコハウスを持っていき
 フリースに包んでハウスに入れ、すぐ近くの動物病院に連れて行きました。
 この間、とらちゃんが気が付き、ことらに近づいて来たのですが、早くしないと  
 行けないと素早くことらを箱に入れたので、とらちゃんはことらが何処に行ってしまったのか 
 分かってないみたいでした。

 病院でレントゲンを撮ったら、骨盤に骨折と脱臼がありました。
 この病院では、直せない(手術が出来ない)と言う事で、愛知犬猫救急病院に予約を
 取って貰い、そのまま急いで行きました。
 駐車場も警備員さん付で2ヵ所あり、獣医さんも20名もの名札が受付の横に掛けてありました。
 待合室もいっぱいでした。
 手術をして頂ける先生が、水曜日でないと来ないと言う事で、絶対安静にしなくてはいけないので
 入院になりました。
 これからの事を考えたら、複雑な気持ちでした。
 ことらはとらちゃんとはいつもくっ付いて仲良しですが、人間にはまだまだ心を許してくれず、
 やっとご飯の前に首を5秒ぐらいなぜられるくらいになったところで、
 抱っこはおろか、首以外を触るとネコパンチが飛んできます。

 手術の後は1ヶ月〜3ヶ月は絶対安静だそうで、ゲージを買っておとなしくその中で、長い間我慢できるだろうか。
 安心したのもつかの間で、不安がいっぱいでしたが、
 24日はSL幸田シリーズ第2戦の開催なのに、準備が全然できてなく、この日も帰りが24時を回ってました。

 4月26日(火)晴れ
 
 病院に行ってこれまでの経過を聞き、内臓は大丈夫みたいでした。
 膀胱は少し出血があり、貧血状態でしたが、それも良くなり、明日は手術です。
 帰りにことらに会って来ましたが、知らない所に連れて来られ、こんな狭い所に入れられて
 いろいろいじられて・・・ ことら、頑張ってました。
     
        
 
 4月27日(水)
 
 夕方、病院の先生から電話があり、無事に手術は終了したそうです。
 ありがとうございました。
 後は家に帰ったら安静にして下さいと言う事でした。
 それが出来るかが心配でした。

 5月3日(火)

 ことらの退院で病院にお迎えに行ってきました。
 相変わらず、病院は混んでました
 おとなしくゲージに入ってくれるかが心配でしたが、
 最初は金網から出ちゃうんじゃないかと思うくらいの力で押してましたが、
 周りを布で囲ったら少し安心したのか、観念したのか、おとなしくなりました。
 暫くは覚悟して見て行かなくてはと思いました。
 ことらが苦痛にならないようにしてあげたいです。
 
        

       とらちゃんと2週間ぶりのご対面です。

 5月10日(火)

 ことらの抜糸で病院に行きましたが、偉い事になりました。
 先生の手に無数の傷が、ことらを甘く見てたみたいで、
 少し元気になったら野良ちゃん魂が出てきて、手に負えなかったみたいで、
 傷だらけの手でみえて麻酔の許可をお願いされました。

 若い先生でしたが、本当に申し訳ありませんでした。
 でも、先生に「これだけ元気なら大丈夫でしょうね。」と言われて、ほっとしました。
 レントゲンも金具がずれてなく、爪も切って頂きました。
 
 お店に帰ってゲージに入れば、安心したように、横になってました。

        


 5月24日(火)

 ことらの病院に予約(担当の先生がいない場合があるので)をして午後から行って来ました。
 あれからお店では安静に過ごしてたし、安定してたので、直視だけにしてもらいました。
 
 案の定、待合室でことらの籠にはタオルを掛けて行ったのですが、犬が近寄って来たら、興奮してしまい、
 そのまま先生にも攻撃態勢だったし、麻酔もそう何回もしたくなかったので、直視で見てもらいました。
 手術後の傷跡も、もうぜんぜん綺麗に直ってました。

 後は骨が出来てきて、くっ付くまで安静にしていないといけません。人間と同じで完治は3ヶ月、あと2ヶ月は
 ゲージが入ってないといけないのですが、大丈夫みたいですよ。
 ことらちゃん、案外ゲージがお気に入りみたいです。
 戸を開けてトイレ掃除をしようとすると、奥から出て来て、出ようとするでもなく、
 くるっと後ろ向きになり、なぜなぜしてと催促します。なぜなぜが終わるまでは、餌も食べません。
 殆ど鳴きませんし、快便、快眠で毎日を過ごしてます。なぜなぜタイムは1日3、4回くらいかな、
 でもこちらが忙しい時は、諦めて寝てしまいます。

        

 心配してた療養も大丈夫みたいです。
 
 私自身も、今回の事で凄く心配しましたが、ことらと一緒に過ごせてる事が楽しくて、
 事故をやった2日後に、一生懸命道路の向こう側から鳴いて私を頼ってくれた事も嬉しくて
 今、お母さんは元気なあなたといられる事が、一番の幸せです。

          
          仲良かった頃のことらととらです。
          こんな写真は沢山あります。